【TITLE : 背丈。】
隣に立って、顔を見上げる角度にどこか呆然とする。
(首が痛いんだってば、)
後ろをついて歩く。
華奢な背中になんとなく安心する。
落とした目線の先にちょうど手のひら。
その手をとりたい衝動に時たまかられるのだけれど、
お互いにその気がないので、
今日も気づかないフリをする。
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